日本造血細胞移植学会 日本造血細胞移植学会

リンパ系悪性腫瘍に対する造血細胞移植の後方視的探索的研究

研究の趣旨

造血細胞移植の実態を調査することは、わが国での造血細胞移植医療の適正な発展のために必要です。日本造血細胞移学会(JSHCT)では、平成6年から本邦における造血細胞移植の全国調査を実施して、移植件数と移植成績の把握を行ってきました。この学会データは、多くのことを明らかにしてきましたが、リンパ系悪性腫瘍に対するまとまった解析報告はこれまでになされていません。平成22年にこの登録データの利用を促進する目的で、造血細胞移植学会内に23のワーキンググループ(WG)が設置され、その一つが成人リンパ腫WGです。同WGが本研究を企画することになりました。

研究の目的

本研究の目的は、本邦で実施されているリンパ系腫瘍に対する造血細胞移植症例の実態を明らかにすることです。具体的には、同種・自家移植、あるいは骨髄・末梢血・臍帯血の造血細胞移植ソース別や、移植前処置の種類別、リンパ系腫瘍の病型別の移植成績の違いを明らかにし、予後因子の検討を探索的に行います。

研究の方法

造血細胞移植の登録データを用い、後方視的に記述疫学の手法で解析を行います。全体および病型別などのサブグループごとに、背景因子などを集計してまとめます。群間比較は、χ2乗検定、Fisher検定、Mann-Whitney検定などで行う。全体およびサブグループによる生存率はKaplan-Meier法で解析し、Logrank法で比較する。多変量解析は、Coxの比例ハザードモデルを用います。

研究機関

名古屋大学以外に、全国の造血細胞移植施設のデータを用います。

連絡先

本研究に関する連絡先は以下の通りです。本研究は匿名化データを使用していますので、個人情報漏洩の危険はありません。本研究における移植情報の使用に関し疑問がある方は遠慮なくご連絡下さい。

名古屋大学大学院医学系研究科 造血細胞移植情報管理・生物統計学 鈴木律朗
〒461-0047 愛知県名古屋市東区大幸南1-1-20
TEL: 052-719-1974
FAX: 052-719-1973