(下記内容は厚生労働省より学会長宛に送付された文書の要旨です)


臓器移植及び造血幹細胞移植におけるSARSへの対応について

(1) 臓器又は造血幹細胞(以下「臓器等」という。)の提供候補者について、海外渡航歴・滞在歴を確認し、提供前3週間内に、WHOが発表しているSARSの「最近の地域内伝播」が疑われる地域への海外渡航歴・滞在歴がある場合には、当該候補者の臓器等を移植に用いないこととすること。

(2) 臓器等の提供候補者について、別添「症例定義の改正とそれに伴うSARSコロナウイルスの行政検査の実施等について」(平成15年5月8日健感発第0508001号)の別紙1「SARS疑い例及び可能性例の届け出のための症例定義」(以下「症例定義」という。)における「可能性例」に該当するかどうかについて問診を強化し、該当する場合には、完全に回復し治療が終了した後3ヶ月間は、当該候補者の臓器等を移植に用いないこととすること。

(3) 臓器等の提供候補者について、「症例定義」における「疑い例」に該当するかどうかについて問診を強化し、該当する場合には、完全に回復し治療が終了した後1ヶ月間は、当該候補者の臓器等を移植に用いないこととすること。

(4) 臓器等の提供候補者について、提供前3週間内に、上記(2)(3)の「可能性例」又は「疑い例」に該当する者を看護若しくは介護していた者、同居していた者又は気道分泌物若しくは体液に直接触れた者に該当するかどうか確認し、該当する場合には当該候補者の臓器等を移植に用いないこととすること。


*SARSの「最近の地域内伝播」が疑われる地域については、WHOホームページ(http://www.who.int/csr/sarsareas/en/)、及び国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(http://idsc.nih.go.jp/others/urgent/area-45.html)に掲載されており、これらは状況に応じて今後も変更されると考えられるため、今後これらの改訂・変更に合わせて適時対応を変更すること。

「臓器移植及び造血幹細胞移植におけるSARSへの対応について」(2003年5月19日)
「移植のための臓器及び造血幹細胞の提供後におけるSARSへの対応について」(2003年5月23日)
「移植のための臓器及び造血幹細胞の提供後におけるSARSへの対応について」(2003年5月27日)

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